【厳選】初心者は確実に理解すべし テクニカル分析の基本
前回に引き続き、今回はテクニカル分析の基本をまとめてみます。
FXだけでなく、他の投資でも普通に用いられるテクニカル指標だけを
厳選して説明します。
ちなみに、ここに書いてある内容だけでは勝てません。
しかし、稼いでいる人は皆、100%確実に理解している内容です。
空手の型、
野球の素振り、
水泳のバタ足、
柔道の受け身、
ラグビーのタックル、
どれも一流の選手なら徹底的に練習しますが、投資の世界でこれらに
該当するのがテクニカル分析。
今回はそのテクニカル分析の基礎の基礎です。
前回と同じく
自分以外の誰か(小学生高学年くらい)に説明できるレベル
まで徹底的に理解して下さい。
ローソク足
始値、高値、安値、終値の4本値で一定期間の値動きを表す棒。
参照する期間により、
月足、週足、日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、5分足、1分足などがある。
陽線→始値より、終値が高い場合
陰線→始値より、終値が低い場合
移動平均線
直近(確定前)を含めた、過去一定期間の価格(一般的には終値)の平均を算出したもの。
算出方法により様々なタイプがあるが、最も一般的なのは以下2つ。
・単純移動平均線(SMA)
(例)5日単純移動平均線
SMA=(C+C1+C2+C3+C4)÷5
C;当日の終値
C1;1日前の終値
・指数平滑移動平均線(EMA)
計算過程において最近の価格に比重を置き、過去ほど比重を軽くして平均値を算出したもの。
単純移動平均線(SMA)と比べると、反応が早くなる。
20本SMA(青)より、20本EMA(赤)の方が反応が早いのがわかります。
ボリンジャー・バンド
特定の移動平均の上下にその計算期間のデータの標準偏差(σ;シグマ)の整数倍(主に3倍まで)
を算出し、移動平均と共に描画したもの。
と、妻に説明したら「わけわからん」
と言われてしまいました。。。
そこで、
価格が収まる範囲を統計的に計算したもの。
とだけとりあえず認識して下さい。
・センターライン(青)
20本SMAが一般的
・+1σ、-1σライン(緑)
このバンド内に価格が存在する確率が約68%
・+2σ、-2σライン(赤)
このバンド内に価格が存在する確率が約95%
MACD(マックディー)
計算期間の異なる2種類のEMAの差を描画したもの。
考案者のオリジナルは
12本EMAと、26本EMAの差がMACDで、
さらにこのMACDの9本のEMAをMACDシグナルと呼びます。
黄○の箇所は26本EMAと12本EMAが交差している為、
MACDは0ラインと交差している。
また、意外と知らない人が多いのですがMACDの単位はpipsです。
RSI
過去一定期間のレートの変動幅に対する、上昇幅の割合を0%~100%の範囲で描画したもの。
RSI(%)=(A÷(A+B))×100
A;過去一定期間の上昇幅の合計
B;過去一定期間の下落幅の合計
もっとも有名なオシレーター系の指標で、相場の過熱感をみます。
一般的に
70%(80%)以上が買われすぎ
30%(20%)以下が売られすぎ
と判断します。
ストキャスティクス
過去一定期間の高値と安値に対して、直近の終値つまり現在のレートが
どのような位置にあるのかそれを数値化し0%~100%の範囲で描画したもの。
RSI同様に代表的なオシレーター系指標の一つ。
一般的に
70%(80%)以上が買われすぎ
30%(20%)以下が売られすぎ
と判断します。