FXのトレードスタイル(手法)をマスターする
どうも、佐々川です。
今日のテーマはトレードスタイル。
FXの取引には、主にポジションを持つ期間に応じて、
次の5つのスタイルが存在しています。
・スキャルピング(スキャル)
・デイトレード(デイトレ)
・スイングトレード(スイング)
・ポジショントレード
・スワップトレード
そこまで重要視する必要はありませんが、
自分が行っている、行おうとしている取引はどのスタイルなのか
という事は認識し、自分のスタイルは必ず守って取引するべきです。
スキャルピングをしているなら、スキルピングに徹するという事。
「スキャルをしているつもりだったけど、損切りが出来ずに、
デイトレになり、今ではスイングになってしまった・・・」
こんなトレードは駄目、NGです。
また、ここに書かれている事は基本的な知識です。
書籍や情報商材などでは、ここで説明する内容は
前提知識として、当然知っているものとして敢えて
説明もしてくれない場合もあります。
知っている人はスルーしても構いませんが、
必ず知っている必要はある内容です。
もくじ
スキャルピング(スキャル)とは
数十秒~数分で1回の取引を完結させる事を何度も行い、
数pipsの利益を積み重ねるスタイル。
主に1分足でトレードを行います。
取引時間が非常に短いので、
ポジションを持つストレスが短い、
忙しい人でも取引がしやすい、
というのが最大のメリット。
エントリー、利食い、損切りに瞬時の判断が必要で、
難易度は最も高い(と個人的には思っています)。
デイトレード(デイトレ)とは
1回の取引をその日のうちに完結させ、
基本的にはポジションを翌日に持ち越さないスタイル。
主に5分足(又は、15分足)でトレードを行います。
エントリー後はチャートを常にチェックしたり、
パソコンで別の作業をしながらたまに確認したりします。
僕は基本的には、常時チャートを観察していますが、
眠たくなったらOCO注文を出して寝てしまいます。
スイングトレード(スイング)とは
1回の取引が数日から数週間にわたるスタイル。
主に、1時間足、4時間足、日足でトレードを行います。
エントリー後は、損切りだけ入れてチャーから離れる事が出来るので、
わりあいゆったりした気持ちで始められます。
利食いや損切りの幅はどうしても大きくなるので、
スキャルやデイトレに比べるとポジションは小さめにしたりします。
ポジショントレードとは
これはあまり重要ではなく、言葉として一度聞いた事がある程度で構いません。
要は、スイングトレードよりもトレード期間が長く、
数ヶ月に及ぶ場合もあるようなトレードスタイル。
数ヶ月のトレードもスイングトレードと説明している人もいますので、
スイングトレードとポジショントレードを明確に区別する必要はあまり
ないと思います。
スワップトレードとは
これまでの4つは為替差益で利益を得るという手法なのに対し、
スワップトレードはスワップポイント(金利差)で利益を得ようとするスタイルです。
低金利通貨(日本円など)を売り、高金利通貨(豪ドルなど)を買って、
長期間ロングポジションを保持する事で金利差分の利益を確保します。
リーマンショック前あたりまでは流行していたスタイルですが、
現在は世界的な金利低下の流れで通貨の金利差が減少し、
ほとんどやっている人はいないのでは、と思っています。
僕もスワップトレードは一切していません。
これも知識として知っているだけで十分です。
自分に合ったトレードスタイルを見つける、出会う事が大事なのです
5つのトレードスタイルを紹介しましたが、大事なのは
スキャル、デイトレ、スイングの3つ。
書籍や情報商材で、ポジショントレードやスワップトレードを
推奨しているものはこれまでほとんど見た事がありません。
(BookOffで100円くらいで売っている昔のFX本の中には、スワップトレードを推奨するものもあるようですが)
これまでの内容は完全な初心者の方はともかく、
そうでなければ一度はどこかで聞いた事がある内容だったと思います。
っで、ここからが少し大事なのですが、僕らは
どのトレードスタイルと相性がいいのか、
どのスタイルで戦うのか、
を判断する必要があります。
トレードスタイルの選択は、性格や生活のリズムを大きく影響します。
損切り幅が大きくなるのが苦手な人はスキャルが向いているかもしれませんし、
ちょこちょことチャートを見るのが嫌ならスイングが合っているかもしれません。
相性、向き不向きの類なので、最終的には自分で選択する必要があるのですが、
初心者の方にはスイングから始める事をお勧めしています。
スイングで確実に利益を出せるようになったら、
デイトレやスキャルに挑戦するといいのでは、
と説明しています。
僕の友人の中には、スキャル専門で、
スキャルしかしない(出来ない)人もいますが、
僕なんかは、スキャルではどうしても利益が出せません。
エントリータイミングを慎重に選ぼうとして、
タイミングを逃したり、損切りの判断も遅れがちです。
おそらく、僕の性格や、僕のチャート分析手法はスキャルと相性が悪いのだと思います。
それでも、たまに色気を出し、
「今のオレならスキャルもマスターできるかも」
と果敢にチャレンジしていますが、いつも返り討ちにあっています(苦笑)