FXの売買には必須!注文の種類を理解し、使いこなす
どうも、佐々川です。
今日は、トレードする際に必ず行う”注文”がテーマです。
FXの取引とは、
買い注文を出して、通貨を買い、
買った通貨の値段が上がったら、
売り注文を出して、通貨を売る、
ひたすらこれを繰り返すだけ。
(もちろん、売りから入ってもOK)
誰もが知っている注文方法から、意外と知られていない注文方法もあります。
今回の記事では、それらをまとめてみようと思います。
紹介するのは以下の6つ。
・成行注文
・指値注文(リミット注文)
・逆指値注文(ストップ注文)
・IFD(IF-DONE)注文
・OCO注文
・IFDO(IF-OCO)注文
「こんなの、み~んな知っているよ。常識だよ~」
って方はスルーでOK。
「あれ、OCO注文ってなんだっけ?」
って方は、一度全てを通しで確認してみて下さい。
多彩な注文を自由自在に使いこなす事ができれば、
思わぬ損失を回避したり、チャンスをものにする事もできるかもしれません。
たかが注文、されど注文なのです。
成行注文とは
最もスタンダードな注文方法で、
「いくらでもいいから、必ず買いたい」
「いくらでもいいから、必ず売りたい」
という時に、値段を指定せず現在の為替レートで取引を行います。
値段は成り行きまかせで、
約定させる事を最優先にしたい時に使用します。
指値注文(リミット注文)とは
あらかじめ売買する値段を指定する注文方法で、
値動きが指定したレートに達した時点で自動的に約定されます。
少しでも自分に有利なレートで取引出来るように、
「この値段以下になったら、買う」
「この値段以上になったら、売る」
という指定をする注文する方法です
買い注文を出して、ロングポジションを取りたい場合、
少しでも安いレートで買いたいですよね。
そんな時に、現在のレートより安い値段に指値注文を出し、
意図通りにレートが下がったら注文が成立します。
逆指値注文(ストップ注文)とは
指値注文と同じく値段を指定する注文方法のことですが、
指値注文とは逆の方向へ値段を設定して注文し、
そのレートに達したら自動で約定します。
指値注文は、自分に有利なレートを指定しますが、
逆指値注文は、逆に自分に不利なレートを指定します。
自分に不利なレートとは、
「この値段以上になったら、買う」
「この値段以下になったら、売る」
というように、高く買って、安く売ることです。
なぜ、敢えて高い値段に指値をするのか?
逆指値注文の主な用途は2つです。
■1つ目は、損切りを設定する場合。
こっちの用途が有名だと思います。
損切り、つまり損失をストップするからストップ注文とも呼ばれています。
例えば、95円でドル円のショートポジションを持ったとします。
損切り幅を5円と設定する場合、100円の箇所に逆指値で買い注文を入れます。
■2つ目は、ラインブレイクを狙う場合。
例えば、現在ドル円が95円で、99円の箇所に上値抵抗線があるとします。
その際、99円を上抜けた、99円のラインをブレイクした
99円10銭に逆指値で買い注文を入れたりします。
IFD注文(IF-DONE注文)とは
新規注文と、決算注文の2つをセットで出して
もし、1つ目の注文が成立したら、2つ目の注文を施行してね
という注文方法。
例えば、ドル円が101円の時に、新規で100円に買い指値、102円に利食いの売り指値を設定したりします。
若しくは、ドル円が101円の時に、新規で100円に買い指値、99円に損切りの為の逆指値を設定したりします。
OCO注文とは
One Cancel the Otherの略で、
一方の注文が約定すれば、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる
という注文方法。
主に使用されるのは、既にポジションを持っている場合、
決算注文として、利食いの指値注文、損切りの逆指値注文を同時に設定したい場合などです。
例えば、ドル円を100円で買ったロングポジションを持っている場合、
101円に利食いの売り指値注文を入れ、同時に99円に損切りの売り逆指値注文を入れます。
※新規のポジションを取る場合にも使用する事は出来ます。
(トレンドの方向を正しく把握していれば、こういう使い方は通常しませんが。
というか、僕は絶対にしませんが・・・)
現在レートより安い価格に買い指値、高いレートに売り指値、
もしくは、
現在レートより安いレートに売り逆指値、高いレートに買い逆指値を入れる事もできます。
IFDO注文(IF-OCO注文、IFO注文)とは
IFD注文と、OCO注文をミックスさせた注文方法。
IFD注文は、新規と決算の2つの注文をあらかじめ設定し、
決算注文には、指値注文か逆指値注文のどちらかしか選択できません。
一方IFDO注文は、
IFD注文における2つ目の決算注文にOCO注文が設定出来るのです。
例えば、ドル円が101円の時、100円に新規の買い指値を設定し、
102円に利食いの指値注文、99円に損切りの逆指値注文(ここがOCOの箇所)を
入れる事ができます。