オシレーター系指標の本当の見方!科書通りの使い方では破産する。。

どうも、佐々川です。

今回のテーマは、ストキャスティクスや
RSIに代表されるオシレーター系指標についてです。

投資をかじった事がある人ならおそらく殆どの人が教科書に書かれている使い方は知っていると思います。

しかし、教科書に書かれている使い方は
非常に危険で、間違った使い方で何千万も損失を出した人も実際に知っています。

僕も株の取引している時代はこれからお話する
内容は知らず、セミナーで初めて教えて貰った時は、心底驚きあんぐりな状態に・・・



教科書に書かれている2つのウソ

なぜこんなにも大々的にウソが教科書に書かれるのか!?
日本はお金の教育、投資の教育に関しては後進国と言われるのも仕方ありません。

間違った情報を広めて、アホなトレーダーを
量産してほくそ笑んでる悪の秘密結社のような連中がいるような気がしてなりません。

 

ウソ① 買われ過ぎ、売られ過ぎを示す

オシレーターが
80以上なら買われ過ぎなので”売り”
20以下なら売られ過ぎなので”買い”
という風に逆張りの指標だと勘違いしている人が本当に多い。

これはレンジ相場(もみ合い相場)ではある程度
有効かもしれませんが、トレンド相場では一切通用しない

上昇トレンドで、オシレーターが80以上だから売りだ!
そんなトレードをしてたら破産コース一直線。

 

それならば、
レンジ相場の時だけにこの使い方をすればいいのでは?

一瞬正しそうに聞こえますが、
結論からいうとこの使い方は不可能です。

 

レンジ相場って後からチャートを見返すと簡単に判断できますが、
リアルタイムで『今はレンジだ』と自信を持って判断するのは難しい。
僕らは過去のチャートではなく、チャートの右端で戦っているのです。

ボリンジャーバンドがスクイーズしたり、
一目均衡表の各線が集まったりするのを見つけて
レンジ相場を捉える事は出来るけど、
いつレンジが終わるかは決してわからないし、
レンジは突然何の前触れもなくトレンドに突入します。

 

いつ終わるか分からないレンジ相場において
オシレーターで反転を狙うというのは無謀なのです。

しかも、株式投資と比べるとFXでは
トレンドが発生しやすいと言われており、尚更オシレーターで反転を狙うのは危険なのです。

オシレーターでは”買われ過ぎ”、”売られ過ぎ”は分からないのです。

ウソ② 相場の反転を示す

ある程度、オシレーターについて勉強した事が
ある人はダイバージェンスの発生は相場の反転を示すと理解している人が多くいます。

オシレーターのダイバージェンスが発生しても、
その後反転せずにレートが伸びるなんてことは頻繁に起こります。

 

ダイバージェンスによる反転が
有効に機能する場合もありますが、
そうでない場合もある。
オシレーターでは相場の反転は分からないのです。

※後述する『ダイバージェンスが示すのは?』で詳しく説明します。

 

オシレーター系指標だけに限った事ではないけど、
多くの人は指標に多くの事を期待し過ぎる傾向があります。

指標やインジケーターは万能のツールではありません。

もし万能ならみんな簡単に大金持ちになれる
はずですが、8割の人が負けているという事実からしても言わずもがなです。

 

インジケーターとは、
何を知りたいから、

どんな計算をしているのか、
ロジックはどうなっているのか、
これらを常に意識する事が上達の近道だと思います。

僕は、ロジックを説明されているようなインジケーターでも
「本当にそんなロジックになっているの?」
「計算は間違っていないか、正しく計算されているか・・・」
常にそんな疑いの目を持っていて、
ソースコードが公開されているインジケーターはプログラム上もロジックを確認するようにしています。

投資家の心理状態を示す

オシレーター系指標では何がわかるのか?
何の為にオシレーターを見るのか?

オシレーターは、設定期間において現在のレートが
相対的に高い(強い)位置にあるのか、
相対的に低い(弱い)位置にあるのか、
それだけを教えてくれます。

レートそのものは絶対的な値ですが、
オシレーターはあくまでも相対的な指標なのです。

相対的な位置関係の強弱を示すという事は、
高い位置にある場合は投資家が強気になり、
低い位置にある場合は投資家が弱気になります。

つまり、
オシレーターは投資家の心理を表している
と考えてみる事もできるのです。

 

オシレーターをダウ理論に応用して見ると・・・

ダウ理論の6つの原則の1つに、
『トレンドは出来高でも確認されなければならない』
という原則があります。

分かりやすく言うと
本物のトレンドというのは出来高の上昇を伴うのです。

※参考記事↓
『チャートの高値と安値に注目セヨ!ダウ理論でトレンドを分析する手法』

株のトレード経験が少しでもある方はこの原則も
すんなり納得出来ると思いますが、残念ながら出来高を計測できないFXでは出来高は全くもって無視されていま。

しかし、ちょっと工夫をするだけでFXでも応用する事は可能です。

ダウさんはなぜ出来高が重要だと考えていたのでしょうか?

出来高が上昇している状態というのは
イケイケドンドンな状態で、市場で注目が集まり多くの投資家がレートを押し上げているのです。
つまり、出来高というのは投資家の心理を表しているとも言えるのです。

 

そして、先程指摘したように
オシレーター投資家の心理を表してる

 

それならば、いっその事
オシレーターは出来高を示している
という風に考えてみればいいのです。

※もちろんオシレーターと出来高は別物。
だけど、そのように”見立てる”事は可能では?
という主張です。

 

オシレーター=出来高
この考えを取り入れると、
本物のトレンドというのは出来高の上昇を伴う、
というダウ理論は次のように考えられます。

・強い上昇トレンド
→オシレーターが右肩上がりに上昇、又は、天井に張り付く

・強い下降トレンド
→オシレーターが右肩下がりに下降、又は、底に張り付く

オシレーターを出来高と見立てる事で、
トレンドの勢い(強弱)を測る武器を手に入れられるのです。

 

※決して一般的ではなく、マイナーな考え方だと思います。
僕もセミナーで教えてもらうまでは、FXでは出来高を完全に無視していました。

※当然ですが、この考えが有効に機能しやすいものと、
機能しにくいオシレーターもあります。
各オシレーターについての活用方法は別記事でまとめます。

実戦で活用できる使い方と、設定のコツ

オシレーターは投資家の心理、
トレンドの勢い教えてくれますが、方向は教えてくれません。

なので、トレンドの方向を示すトレンド系の指標(移動平均線など)と一緒に使うのが鉄則で、
トレンド系指標で「方向」を、オシレーター「勢い」の強弱を測るのです。

そして、両者の設定期間は必ず合わせるのが大事なポイントです。

トレンド系が20期間なら、オシレーターも20期間、
トレンド系が60期間なら、オシレーターも60期間、
にすべきです。

▼トレンド系指標の代表のSMA(移動平均線)と
オシレーター系指標のRCIをそれぞれ60期間で設定

 



ダイバージェンスが示しているのは?

ダイバージェンスという言葉は知っていても、
その意味を知らなかったり、
チャートで探せず、活用できていない人が多い。

みんな難しく考え過ぎているのではないかな?
これまでの説明が理解出来たのであれば正しく理解するのは簡単。

 

ダイバージェンスって非常に当たり前の事をカッコイイ名前をつけているだけなのです。

まずは定義から説明します。
ダイバージェンス(逆行減少)とは、
レート(値動き)の向きに対し、オシレーターが逆向きに変動している状態

つまり、
レートは上げているのに、オシレーターは下げている、
レートは下げているのに、オシレーターは上げている、
そんな状態をダイバージェンスと呼び、
投資家心理やトレンドの勢いが弱くなり、トレンドの終焉が近い事を教えてくれます。

▼20SMAと20RCIのダイバージェンスの例
ダイバージェンスは期間が短めのオシレーターの方が見つけやすい

活用法としては、
ダイバージェンスの反転のエントリーのきっかけにするのではなく、
トレンドフォロー戦略におけるイクジットのサインに用いるのがお勧めです。

 

チャートからダイバージェンスを探すのは
慣れないうち戸惑うかもしれませんが、
意識して探すようにしていればリアルタイムのチャートでも自然と目につくようになります。

ダイバージェンスはとても有効な武器の1つなので、頑張って自在に活用出来るようになって下さい。

 

PS.
ヒドゥン・ダイバージェンス(隠れたダイバージェンス)というのもあります。
ダイバージェンスが、トレンドの勢いの弱まりを示すのに対し、
ヒドゥン・ダイバージェンスはトレンドの継続を示します

これも書こうかなと思っていたのですが、僕自信もあまり活用していないし・・・
この記事では保留にしておきます。

PPS.
それでも、
ヒドゥン・ダイバージェンスについて詳しく知りたい!
ダイバージェンスとの違いを明確に教えて欲しい!!

そんな意見があれば別の記事にまとめてみようと思っていますので、
問い合わせなどから要望や意見を聞かせて下さい。

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