エントリーはココだ!売買のタイミングはグランビルの法則を勉強せよ

どうも、佐々川です。

いつ売買すべきか。
エントリーのポイントは?
適切なタイミングのとり方が分からない・・・

そんな悩みを抱いている人の多くは、
インジケータに答えを求めて有料無料問わず
優秀なインジケーター探しの旅に出てしまう
僕も何度旅に出たことか・・・

だけんども、そんな都合のいいものはなかなかないわけで、

仮にインジケーターを手に入れてたとしても、
それでトレードの実力が上がるわけではなく、
むしろ自分が成長が成長するチャンスを逃してしまうことにもなりかねない。

「それじゃあ、どうしたらいいのだ?
いつエントリーしたらいいか教えてくれよ(´口`*)」

そんな悩みを抱えている多くの人に
自信を持ってお勧めしたいのがグランビルの法則

 



グランビルの法則とは?

ジェセフ・グランヒルさんが発見した、
レートと移動平均線の位置関係から売買のポイントを見出した法則。
この人、移動平均線を考案した人でもあります。

何万もする高額インジケーターなど不要で、
移動平均線1本から今直ぐにも始められます。

 

グランビルの法則は
シンプルだけど相場の癖をよく表しており、
しっかりと勉強すれば相場感を養う事も出来るのです

 

また、グランビルの法則は人によって向き不向きがあります。
しっかり勉強した結果、
「グランビルはオレには合わねえや」
となるかもしれないけど、一度は真剣に付き合ってみないと相性が良いか悪いかは決してわかりません。

仮にグランビルの法則を使わないと判断しても、
テクニカル分析の実力が大きく上がっている事に気づくと思います

 

テクニカル分析において、
トレンド判断の基本がダウ理論で、売買ポイントの基本がグランビルの法則。
この2つはトレーダーとして最重要必修科目だと思って下さい。

 

4つの買いポイント、4つの売りポイント

グランビルの法則
=4つの買いポイント+4つの売りのポイント

まずはこの売買ポイントを正確に覚える事からスタートです。

 

【4つの『買い』ポイント】
①移動平均線が下降継続中に、
レートが下落し平均足から大きく下放れる

②移動平均線が下降後、横ばいか、上昇に転じ、
レートが平均線を上放れる
③移動平均線が上昇継続中に、
レートが平均線の下に突入
④移動平均線が上昇継続中に、
レートが平均線に近づく下落を見せたが、下抜かずに上昇に転じる

【4つの『売り』ポイント】
①移動平均線が上昇継続中に、
レートが上昇し平均足から大きく上放れる

②移動平均線が上昇後、横ばいか、下降に転じ、
レートが平均線を下放れる
③移動平均線が下降継続中に、
レートが平均線の上に突入
④移動平均線が下降継続中に、
レートが平均線に近づく上昇を見せたが、上抜かずに下降に転じる

※他の書籍やサイトとは異なり、4つのポイントの順番を敢えて変えています。
見比べてもらえればわかると思うけど、こっちの方が絶対分かりやすい!
(っと勝手に思ってます(^o^))

 

4つのポイントを突っ込んで解説

『買い』と『売り』のポイントは基本的には
逆なので、ここからは買いの場合をさらに突っ込んで説明します。

▼4つの『買い』ポイント
①は逆張り、②はトレンド転換、③・④はトレンドフォローの押し目

①逆張り狙い
レートは移動平均線から離れたり、近づいたりを繰り返します。
この乖離と回帰の性質を利用し、乖離が大きくなったところを狙います。
典型的な逆張りなので、トレンドフォロー派の僕としては決してお勧めはしません。

しかし上位足が上昇している場合、
上位足においては②や③のポイントになっている場合もあります。

 

②トレンド転換、トレンド発生の初期狙い
移動平均線が横ばいか上昇に転じた時、
つまり、方向が下向きでない事が必須条件。

①と同様に、上位足が上昇トレンドであったり、
これから上昇に転じるなんらかのサイン
(ダウの転換、オシレーターの上昇など)を確認してから
エントリーするなどした方がいい。
難易度は高い反面、トレンド発生の初期を狙えるので利益は大きくなりやすい。

 

③トレンドフォローの押し目狙い
移動平均線が上昇している事が必須条件。
移動平均線の
下抜けですぐに買いではなく、
前回安値を下回らずに上昇に転じるのを確認します。

上昇に転じるサインは何でも構いません。
例えば
移動平均線と同期間のオシレーターの上昇サイン、
Trix(THVシステム)の上昇サイン、
平均足の上昇サイン、
下位足が上昇ダウに転換、
一度下抜いた移動平均線の上抜き、
など。

 

④トレンドフォローの押し目狙い
移動平均線が上昇している事が必須条件。

移動平気線線を抵抗線として反発上昇する性質を利用します。

意識しているトレーダーも多く有効に機能しやすい反面、
既に十分上昇した後や、上に大きな抵抗線が
ある場合は上値が重くダマシになる事もあります。
相場の勢いが弱まっていないか(長期のオシレーターの下降、ダイバージェンスなど)に注意します。

 

どうですか?難しそうですか?
これら4つのポイントを全て捉えられる
ようになる必要はなく、自分のレベルに合わせて少しづつ出来る事を増やしていけば良いのです。

初心者のウチは③や④のポイントでしっかりトレンドフォローを繰り返し、
慣れてきたら徐々に②のトレンドの初期を捉える事にもチャレンジし、
熟練者の域に達してくれば①のポイントでも勝てるようになると思います。

移動平均線の設定はどうする?

移動平均線の設定といえば、種類と期間。
これには明確な答えはなく悩みどころ。

計算期間が短い移動平均線は
頻繁にレートと交差するけど、ダマシも多くなりがち。
逆に期間が長いとダマシは減るけど、エントリーチャンスがあまりない。

結局のところ、いろいろな
移動平均線を表示させ、相性がいいものを試行錯誤しながら自分で選ぶしかない

 

 

参考までに目安を紹介すると・・・
種類はSMA(単純移動平均線)がお勧め。

期間は、フィボナッチ数やトレーダーが好んで使う数字からチョイスしたらいいのでは?

フィボナッチ数だと、
8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233辺りで、
テクニカル重視の投資家が好きな数字だと、
9, 13, 20, 21, 25, 55, 100, 200などかな。

 

「佐々川は何を使っているの?」
僕は5分足メインのトレーダーで、
20SMA60SMA(15分足における20SMA)は好んで使っています。

 

実際のチャートでポイントを探す

グランビルの法則自体は知っていても、
実際のチャートだとポイントを探すのが苦手だという声もチラホラ聞きます。

下のチャートをみて下さい。
どこでロングエントリーしますか?

 

1~2分でいいので、しっかり考えてみて下さい。
考えましたか?

凄く分かりやすい例だと思いますが、
見落としてはいけないのは下のP1~P4のポイント。

これらのポイントを過去のチャートではなく、
刻一刻と進むリアルタイムのチャートで素早く、正確に見つけられるようにしっかり訓練して下さい。

少し説明すると・・・

P1は20SMAにとってはポイント②、
60SMAにとってもポイント③に該当します。

P2は60SMAを下抜けているので、
60SMAにとってのポイント③に当たります。
20SMAは下降に転じていますが、
高値安値も更新していて上昇トレンドが継続していると判断できます。

P3は20SMA60SMAにとってのポイント③に当たります。
P1と同様に複数の移動平均線においてポイントが重なり、反発する可能性が非常に高い。
またP3は、ペナント(三角持ち合い)も上抜けていて絶対に見逃してはならないポイント。
こんな場面に遭遇したら強気でエントリーです。

P4は20SMAにとってのポイント④に該当。
上昇の勢いが強く、やや過熱気味。
利益確定の売りによる調整が入る事を常に想定し、上昇の勢いが衰えてきたら直ぐに逃げれるように準備しておくべき

 



【応用】ダマシに引っかからない為に

ここまでの内容が理解出来れば、グランビルの法則に関してはひとまずOK。
ですが、実際のトレードではグランビルの法則”だけ”に頼っていては駄目です。

ダマシに引っかかる確率を減らし、
安定して勝ち続けるようになる為に、
相場を複数の視点で多角的に分析する必要があるのです。

上位足、下位足の動向をチェックし、
ダウ理論でトレンドを分析し、
オシレーター系指標でトレンドの勢いの強弱も確認する、

そんな地道な作業を丁寧に行えるかどうかが結果に大きく影響します。

 

理屈ばかりだとつまらないので、
グランビルのポイント②でエントリーする場合に
僕は何を考えているのか?
を実際のチャートで説明します。

 

 

これとは別のチャートで1時間足、4時間足が
上昇傾向だという事も事前にチェックしていて、基本的にはロング目線になっています。
この作業はその日トレードを始まる前には必ず行っています。

前半は下降トレンドですが、
途中から60STOが綺麗に上昇を始めたので、
下降の勢いが弱まってきているなと判断し、上昇トレンドに転換する場面を捉えようと目論見ます。

トレンドの初期を狙うのはそれなりにリスクも高く、判断は慎重になります。

 

前回安値を下回らずに、緑のラインの
部分で安値の切り上げたので
、上昇トレンドに移行しつつあるなと判断。
また、オレンジで囲った部分では
20STOと60STOが共に綺麗に上昇
し上昇の勢いが強まりそうかなと思います。

そして、最後にレートが20SMA60SMA
一気にうわ抜けた陽線で迷わずロングエントリーします。
典型的なグランビルの法則のポイント②であり、利幅も伸ばしやすい絶好のポイントです。

 

 

言葉にして書くと大変そうに見えますが、
慣れてくればここに書いたような確認は、
無意識にちゃっちゃと行えるようになります。

それでは、今日はこのへんで(*^^*)

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