悪魔の囁きに耳をかすな!資金管理を習得して破産とは無縁のFXライフ

どうも、佐々川です。

今回はリスクコントロールの二大巨頭の一つである
資金管理がテーマです。

資金管理の中でも特に重要な、
どれくらいの通貨量(枚数、ロット数、掛け金)でエントリーすべきか
という部分を中心にお話ししてみます。

参考になればいいなぁ。



取引通貨量と時間のバランス

ネタバレに当たるので詳しい内容は話せませんが、FX系の情報商材には
ナンピンを繰り返し、海外口座でレバレッジ250倍で勝負し一か八かに駆けろ!
それでも宝くじよりはるかに確率が高いぞ!!
男ならやれ!

そんな悪魔の囁(ささや)きのような情報商売も存在します。
なぜ僕がそれを知っているか?
もちろん買ってしまったからです( ;´Д`)

 

情報商材は基本的には買うまでは一切内容はわかりません。
数万円もするPDFを購入してワクワクしながら
読みすすめてみるとそんな硬派な内容が書かれてある。

始めは怒り、徐々に諦め、そしてしばらくすると都合良く忘れて次の情報を探しだす(笑)

 

ただ、そんなクソ情報商材も反面教師としては役に立っています。

敢えて言わなくていいと思いますが、
投資としてFXを行うのであれば、
一か八か、運賦天賦で伸るか反るかのギャンブルには手を出さない方がいい。

ナンピンも以上な程の高レバレッジも、
結局は通貨量のみを活用した(見方にした)手法です。

これは潤沢な資金を既に持っている人ならある程度の理はあるけど、
そうではない一般の人には悪魔の囁きだと思って下さい。

 

僕らのような一般的人、
会社の給料をコツコツ貯めたサラリーマン、
夫に内緒のへそくりでFXに挑戦しようとしている主婦は
通貨量のみを見方にするのではなく、時間も見方に付けるべきなのです。

資金管理のスキルを身に着け、
自分の実力と投資資金に見合った適切な通貨量で、
時間を十分かけて複利で資産を増やすのが一番確実
な手法です。

▼参考記事
枚数と時間はなぜ重要?FXでは複利を活用して生涯利益を最大化させる

 

通貨量は少なすぎても、多すぎても駄目

損失を恐れ、取引通貨量をいつまでも最小にしていては資金はなかなか増えません。
いくら勝っても投資資金の1%も資金が増えない通貨量で勝負していても駄目なのです。

もちろん、数回の負けで致命的損失を受けてしまうような過大な通貨量も論外。

身の丈に合った最適な通貨量(枚数、ロット数、掛け金)を知る必要があります。

 

資金管理はロスカットと同様に投資家が自由に
コントロールできる数少ないものの一つ。
決して疎かにせず、真剣に向き合うべきです。



資金管理の4Step

「資金管理って何?」
「通貨量なんて適当に決めてるよ!」

もしもそんな状態で毎日トレードをされているなら、
これから紹介する4つのStepを参考にし、
実際に自分が運用できる資金管理のルールを作って下さい。

【Step①】今すぐにでも真似できる『5%ルール』

5%ルールの資金管理から始めてみて下さい。

これは非常に簡単で即真似できます。
投資資金の5%を取引通貨量
とするのです。

例えば、投資資金が20万なら、
20万の5%の10000通貨で取引します。

30万なら、15000通貨。
40万なら、20000通貨。

端数は基本的には切り捨てです。
25万の5%は12500なので、500を切り捨てて12000通貨。

勝って投資資金が増えれば取引通貨量も増やします。
これは複利で資金を増やすイメージ。

逆に負けて投資資金が減れば、取引通貨量も減らします。
これは複利で資金を減らさない為の大事なルールです。

勝ったら増やし、負ければ減らす
事を徹底します。

この計算は毎回のトレードで行うと大変なので、
1週間の始めに1度だけ行い、
また資金量が10%程度増減した場合のみ取引通貨の計算を行う
などとしておけばそれほど手間でもないと思います。

 

【Step②】損失を限定出来る『ロスリミット法』

もし取引通貨量を毎回適当に決めているのであれば、
5%ルールは絶対に導入すべきです。
しかし、慣れてくればもう少し丁寧な『ロスリミット法』もお勧め。

ロスリミット法ポイントは、取引通貨の計算にATRを用いる点で、
1ATR逆行した時の損失が投資資金全体の1%になる通貨量が1U(ユニット)で
ユニット単位でエントリーし、ATR×○倍逆行したら損切りする
というルールを設定すれば、損失額を限定する事が出来るのです。

例えば、投資資金が10万円の場合、
ユニットを計算すると1Uが1万通貨だとします。
この時1万通貨でエントリーして、
2ATR分逆行したので損切りをすれば、
10万の2%である2000円が損失となります。

 

つまりロスリミット法を用いれば
もしも”ここまで逆行”すれば”○○円の損失”になる、
を事前に把握出来きます。

「いまいくらのリスクを取っているのか?」
この質問に答えられる事がリスク管理では極めて重要で
ロスリミット法はまさに最適な方法なのです。

 

このATRを用いたルールを実践するには1U(ユニット)
を具体的に計算する必要があります。

計算方法は下の注釈にも書きましたが、妻にこれを説明すると
「なんか難しいし、めんどくさい」
と突っ込まれました。。

「Excellでざざっと計算してもいいし、
慣れてくればATR値から1Uの通貨量は瞬時でわかるのだけどなぁ。。」
と僕なんかは思ってしまう。

しかし、そうは言ってもなかなか妻にはハードルが高いようなので、
MT4でユニット計算のインジケーター作ってみました。

▼ユニット計算のオリジナルインジ 
点線で囲った箇所は画像編集した部分

これならひと目でわかりますよね!
奥さんも喜んでました(*^^*)

この画像を取得した瞬間は
15000通貨
0.15ロット

これが1U(ユニット)に相当。

±1ATR、±2ATRのラインも自動で引けますし、
パラメーター変更で表示有無やラインの長さの調整も可能。

 

このインジケーターですが、僕が紹介する情報商材を購入してくれた方への
特典にしようかなと考えています。
まだ情報商材をおすすめする記事は書けていませんが。。
これからボチボチ書いていきます。

※1U(ユニット)の計算方法
①(投資資金×0.01)÷(ATR×取引通貨単位) 
 これを整数値に補正(小数点以下を切り捨て)したものをαとする
②1U=α×取引通貨単位

【Step③】ロスリミット法とストップロス

ロスリミット法はストップロス(損切り設定)と非常に相性がいい。
どちらもATRをベースにしているから当然といえば当然です。

僕はチャートから目を離す際はストップロス(損切り設定)を
2ATR逆行した箇所に逆指値で入れるようにしています。

▼参考記事
究極のバランス感覚。ストップロス(損切り設定)の不都合な真実

そして、
エントリーラインと、2ATR逆行したラインの間に、
イグジットすべきと明確に判断できるポイントがある事が極めて重要です。

つまり、
【ロング(買い)エントリー】
・1Uでロング(買い)エントリー
・イグジットすべきと明確に判断できるポイント
・2ATR下のライン(逆指値の売りを設定)

【ショート(売り)エントリー】
・2ATR上のライン(逆指値の買いを設定)
・イグジットすべきと明確に判断できるポイント
・1Uでショート(売り)エントリー

このような位置関係にある時のみエントリーする事を徹底すると、
どんな場合でも1回のトレードで投資資金の2%以下のみを
リスクにさらしていることになるのです。

 

【Step④】追加のタイミングとロット数のルールまで決めれば完璧

【Step③】までを使いこなせれば、十分上級者レベルに達していると思います。

ですが、さらに追求し熟練者を目指す場合は、
利が乗っている時に、どのタイミングいくら建玉を追加するかのルールを決めます。

簡単に僕が最も採用しているルールをご紹介すると、
僕は追加の建玉は1回しか行いません。
(3回以上になると複雑さが増大しすぎて、ミスをしやすくなる)

例えばロングエントリーの場合、
今現在のレートから2ATR逆行したラインが
1回目のエントリーラインより上回った場合でかつ、
移動平均線や重要なラインをブレイクしたタイミングで
1Uだけ建玉を追加します。

言葉にすると難しいですが、慣れると比較的カンタンです。
ここは実際のチャートで説明した方が面白いので、
違う機会で再度詳細に説明しようかな。

それでは今日はこのへんで♪

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