なぜ、トレードルールを守れないのか? 初心者ほどルールを無視する
どうも、佐々川です。
今日はトレードルールについてお話します。
トレードルールを守る事は投資家の基本中の基本。
トレードで勝つという事は、
派手な技や、超人的なスキルが必要なのではなく、
トレードの軸に小技で肉付けしたトレードルールに淡々と従い続けることが大事です。
勘やその場の雰囲気でトレードしていてはトレーダーとして成長もありません。
しかし過去の僕もそうですが、多くの投資家(初心者の方は特に)は
ルールを守れずに自ら投資スタイルを崩してスランプに陥ってしまうようです。
トレードルールとの向き合い方。
なぜルールは守らないといけないのか。
これらを自分の言葉で説明出来るようになるまで
今回の記事は読み込んで下さい。
忍者の世界では、ルールを守れないやつはクズ呼ばわれされるようです。
投資の世界では、ルールを守れないやつはクズ呼ばわりされる前に退場していきます。。。
もくじ
手法とルールの違い
本題に入る前に、”トレード手法”と”トレードルール”の違いを簡単に説明します。
僕の解釈なので一般的ではないかもしれません。
こだわらない人は飛ばしても構いませんが、
言葉を丁寧にしていくと、生き方も丁寧になると僕は思っています。
(言葉が雑な人は生き方も雑ですよ)
・トレード手法
→エントリー、イグジットの条件やタイミングが中心。
長期足のこのインジが○○の時、直近50期間の高値をブレイクした時、などなど。
・トレードルール
→トレード手法を含む、もっと大きな枠組み。
資金管理のルールや、自己管理のルール、トレード後の行動もルール化する。
トレードにおける全ての行動と考え方をルール化します。
また、ルールを変更する為のルール、というのもあります。
なぜ、トレードルールを守らないといけないのか
一言でいうと、大数の法則に従ったトレードをする為に
トレードルールは守る必要があります。
(ちなみに、「だいすう」ではなく「たいすう」と読みます)
大数の法則とは統計学の言葉で、データが多くなればなるほど
確率が有効に働くという法則で、視聴率調査や選挙の出口調査などでもこの法則が利用されています。
つまり、トレードルールが優秀なのか、
それともボンクラなのかを正しく見極める為には数多くのトレードを行う必要があるのです。
どんなに優秀なルールでも、連敗する事はあります。
運用開始からいきなり5連敗、10連敗する事だってあり得ます。
しかしそこでルールを放棄するのではなく、
根気強くルールに則ったトレードを行い、
確率論的にそのトレードルールの優劣を判断する必要があるのです。
投資というのは不確実な世界で、
確率的に有利な局面を見つけ出し(優秀なトレードルールで)、
それに従い続ける(大数の法則に従う)
ことで統計的に勝つという戦略は一つの必勝法だと思います。
なぜ、トレードルールを守れないのか
僕にも経験があるのでよ~くわかりますが、
ルールそのものに自信がない、
腑に落ちていない、
ルールに対する疑心暗鬼、
これらがトレードルールをなかなか守れない原因です。
自分のトレードルールが優秀かボンクラなのかがわからないから、守れないのです。
思いあたりませんか?
優秀かボンクラかを判断する為にはルールを守り続ける必要があるけど、
優秀かボンクラかが不明だから躊躇してしまう。
なんとも人間らしい悩みだと思いますが、なんとしてでも克服しなければなりません。
この矛盾を突破する為の特効薬を3つ紹介しますので参考にしてみて下さい。
【特効薬①】トレードルールは必ず自分で作る
トレードをルールを自分で作る事がルールを守る上で最大の特効薬。
自分で作ったトレードルールを僕はマイルールと言っていますが、
信頼の出来るマイルールは孤独なトレードという世界における唯一の相棒、パートナーだと思って下さい。
※トレードルールを自分で作る為の指南書『マイルールの作り方10の指針』を
僕から教材を購入してくれた方への特典にしていますので、こちらも参考に♪
▼
『トレードの軸(AXIS)を作る【実践編】推奨教材とオリジナル特典』
ただ誤解しないで欲しいのは、初心者が0(ゼロ)から全て作成する、
これは相当ハードル高いし、信頼性も得にくいと思います。
始めは情報商材の手法やルールを参考にしたり、あるいはそのままパクってもいいと思います。
ですが、ルールを確実に腑に落とす行為は必須です。
パクるなら表面的にパクるのではなく、
なぜそのルールが適切なのか?
そのルールを採用した作者の意図は何なのか?
何回も自問自答を繰り返し、何故?を繰り返し
そのトレードルールについて誰よりも詳しくなるべきです。
【特効薬②】過去チャードで検証を重ねる
これは言わずもがな、ですが、最近驚く事に検証をしない人をチラホラ見かけます。
情報商材のルールをそのまま信用してしまいいきなり実戦で使ってみる、
うまくいかなければルールのせいにしてまた新たな情報商材(ルール)を探す・・・
これは論外です。
いつまでたってもトレーダーとして成長しないし、成果も絶対に出ません。
ルールを確実に腑に落とす為に、
過去のチャートで徹底的に検証する行為は必須ですし、
その作業にかけた情熱がそのままルールに対する信頼に変わります。
【特効薬③】トレードノートをは必ずつける
そして最後に、トレードが終わった後は必ずトレードノートをつけて下さい。
サラリーマン投資家であっても、トレード後は眠たいのを堪えすぐに記録をとって下さい。
人間は都合の良い生き物で、都合の良い経験(勝ちトレード)は記憶に自然と残りますが、
都合の悪い経験(負けトレード)は記憶から削除しようとします。
マイルールに従った実戦経験は宝の山です。
トレーダーとして成長できるヒントも、
ルールの弱点もそれらの経験から学ぶ事が出来ます。
トレードノートがなければ、ルールを修正すべきかの判断も正しく下す事が出来ません。
ポジションを精算したら即トレードノートなのです。
※トレードルールを自分で作る為の指南書『無理なく続けられるトレードノート』を
僕から教材を購入してくれた方への特典にしていますので、こちらも参考に♪
▼
『トレードの軸(AXIS)を作る【初級編】推奨教材とオリジナル特典』