ここで相場が動く!チャート上のエッジ(優位性)を見抜いて勝つFX
どうも、佐々川です。
今回は、エッジ、優位性がテーマ。
▼「この人は・・・”えいじ”さん(笑)」
エッジという言葉は聞いた事がなくても、
内容は殆どのトレーダーが
知っている、
意識している、
活用していると思います。
FX初心者の妻は
「なんとなく知っているけど、説明は出来ないよ」
というなんとも頼りない返答。
(京都出身の妻は、プライドがとても高い)
▼「だから・・・”えっじ”だってば」
もくじ
エッジ(優位性)とは何か?
投資とは上がる下がるかは、50%、50%というのが本来の姿。
しかし、ある局面では投資家心理に偏りが生じ、
その確率が70%、30%というように一時的に均衡が崩れます。
その状況をエッジが効いている、優位性がある、
と呼びます。
これが一般的な見解ですが、もう少し掘り下げてみます。
FXに限らず、トレードとは市場に集まった資金をレート(値段)の変動を利用して
奪い合う(損失を押し付け合う)行為です。
為替市場には豊富な資金が集まってきているので、重要な点はレートの変動、値動き。
ではレートはなぜ動くのか?
需要と供給のバランスで決まるとも言えますが、
もっと真実に近い表現は買い方と売り方の力関係で決まるのです。
買いたい人が集まり、売りたい人が集まり、
双方が綱引きをするかの如く力比べをしている。
力とは数で、
多くのトレーダーが注目するポイント、
に売買の注文(指値や逆指値)が集中します。
そのようなポイントにおいて、
買い注文と売り注文が次々に消費されていき、
買い方と売り方の力関係の均衡が崩れた時にレートが動きやすくなる。
注文が集中するポイント、レートが動きやすいポイントをエッジ(優位性)と呼び、
エッジ分析を通して、早く、正確にエッジの効いたポイントを見つける技術はとても重要なのです。
エッジ(優位性)の具体例
次は具体的にチャート上でエッジの効いた、
優位性のあるポイントの具体例を紹介します。
後から説明されて、
「そうそう、ここがエッジだぁ」
と理解できるだけでは駄目で、
チャートの右側でリアルタイムに自分で探しだせる必要があります。
「そんなん、難しすぎる・・・出来ひんわ」
大丈夫です。
エッジ(優位性)というのは、
何パターンか有名なポイントをおさえておくだけでも十分なメリットを得られるのです。
安値、高値
ダウ理論を意識しているトレーダーは非常に多く、
当然のことながらダウ理論の要となる高値と安値は重要です。
例えば上昇トレンドの場合、
次のようなポイントを多くのトレーダーは意識しています。
・前回の安値を下回らずに反発するか
・前回高値から61.8%、50%、38.2%押したラインで反発するか
・前回の高値を更新するか
抵抗線、支持線
2つ以上の高値を水平なラインで結んだ抵抗線(レジスタンスライン)、
2つ以上の安値を水平なラインで結んだ支持線(サポートライン)もエッジポイントになりやすい。
トレンドライン、チャネルライン
上昇トレンド時の安値を結んだ上昇トレンドライン、
下降トレンド時の高値を結んだ下降トレンドライン、
トレードラインと並行に引いたチャネルラインも多くのトレーダーが意識しています。
これら2本のラインでレートが反発したり、
トレンドラインを割った時はトレンド転換の予兆を示すサインになったりします。
実戦的で有益な情報を与えてくれる反面、
ライン自体の引き方が難しく苦手意識を抱いている人も多くいます。
あまり細かい事は気にせず、
大多数が意識しているポイントは?
という目線で実際に数多く引いてみる事をお勧めします。
習うより慣れよです。
チャートパターン関係
チャート上で特徴のあるパターンを見出したチャートパターンも多くのトレーダーが意識しています。
・底打ちから上昇トレンド転換時に頻出
逆ヘッド&ショルダー、ダブルボトム、
・天井圏で下降トレンド転換時に頻出
ヘッド&ショルダー、ダブルトップ
・方向感に乏しい持ち合い時に頻出
ペナント、フラッグ、トライアングル、ウエッジ
フォーメーション分析とも呼ばれ
それだけで一冊の本になる程沢山の
パターンが知られていますが、沢山知っていても使えなければ意味はありません。
全てを熟知し、使いこなせればもちろんいいのですが、基本的には
トレンドライン、チャネルライン、抵抗線、支持線から出来ているだけなので、
まずはトレンドライン、チャネルライン、抵抗線、支持線を
徹底的に使いこなせるようになる事を目指し、
徐々にチャートパターンを覚えていくといったスタンスで問題ありません。
いきなり全てを理解しよう、覚えようとすると必ず挫折します。。
僕の場合は、ペナントは目に付きやすいし使いやすいのでよく用いています。
インジケーター関係
インジケーターをエッジポイントと呼んでいいかは賛否あると思いますが、
中にはエッジポイントとなり得るものもあると思っています。
グランビルの法則における移動平均線、
一目均衡表の雲などは多くのトレーダーが意識している有名なラインですよね。
これらをエッジ分析の為だと理解するかしないかはどうでもよくて、
多くのトレーダーが意識しているポイントだからエッジとして優位性が効きやすいという視点は持っていた方が良いと思います。
エッジはエントリーポイント?
「エッジのあるポイントって、
一般にエントリーポイントって言われているものと同じでは?」
その理解でも問題ないと思います。
トレンドを分析し、トレンド方向に動きやすい
エッジの効いたポイントを見つけたらその方向にエントリーする。
それだけでも十分勝てますが、そのレベルはまだ中級者レベルだと思います。
(なんか・・・上から目線でスミマセン)
僕はやや違った見解を持っていて、
エッジ分析はエントリーポイントを見つける為にをするのではなく、
現時点を正確に理解する為に行うもの
だという考え方です。
トレンド分析、エッジ分析を上位足と下位足で行い(マルチタイム分析)、
”今”がどんな相場状況なのかをより深いレベルで正確に把握する、
この一連の作業がテクニカル分析であり、相場分析なのです。
”今”を正確に理解する事が出来て初めて、
「これだけ優位性のあるポイントでどのようにエントリーしようか」
「リスクはどれだけ取れるか」
そんな考えも出来るようになるし、
損失をより限定したエントリーポイントも探せるようになるのです。
そこまで出来るようになれば相当の実力が付いていると思います。
このレベルが上級者や熟練者なのです。
僕もカンペキには出来ていないと思いますが、少なくとも
トレーダーとしてどうあるべきか?は常に見据えています。
そのレベルを目指してこれからも一緒に頑張りましょう。
僕も記事更新頑張ります。
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