人はそもそも投資には向いていない、だからこそ・・・

どうも、佐々川です。

僕が投資を始めたのは大学1回生の頃。

私立の理系大学の学費をなんとか捻出しようと、
効率よく稼げる手段として株に飛びついたのがきっかです。

投資初心者だった頃、圧倒的な勉強量と良い相場環境のおかげで
なんとか利益を出せるようになったのですが、普通はなかなかそうはいかない。

 

FXでは、8割の人が負けて、2割の人が利益を得る
というのが現実なのです。

 



ギャンブルなんかしている場合じゃない

ギャンブルという行為そのものが好きなら別だけど、
お金を稼ぐ事が目的ならパチンコ、競馬、カジノなんてしている場合ではありません。

宝くじも社会貢献などと健全さを装ったりしているけど、所詮はギャンブル。

投資ではなく一般的にギャンブルと呼ばれているものは全て、
手数料・経費・儲けを運営している側がガッツリと抑えているので
僕らは損をするのが当たり前なのです。

 

パチンコも台そのものを店側が支配している以上、
餌として客に勝たせることはあっても、最終的には
絶対に店側は勝てる(儲かる)ように出来ているのです。

何度か甘い夢をみさせ、中毒にさせ、最終的にはこうなってしまう。

ちなみに、手数料がべらぼうに安いFXは、
仮にギャンブルという視点で見たとしても、凄い公平で健全なギャンブル
という事も出来るのです。
(もちろん、僕はギャンブルではなく投資として株やFXをしています)

 

確率的には勝率5割が当たり前

もしもお金を稼ぐことが目的なら、ギャンブルなんかせずに
今直ぐにでもFXの取引口座を作って、10万入金し、
15~20倍くらいのレバレッジで外貨を購入し、
1ヶ月くらい放置したらいいと思います。

それだけで単純に勝率5割の世界だけど、
日足レベルで移動平均線が傾いている方向に
合わせるだけで勝率は6割、7割くらいにはなります。

 

FXは本来、何も考えずに投資しても勝つか負けるかは五分五分、勝率5割の世界。

そこにテクニカル分析なども組み入れて戦うのだから勝てて当たり前。

しかし実際には8割の人が負けてしまうというのは、それなりの根本的な原因があるのです。

 

有名な心理実験

次の2つの問題は有名な心理実験です。

————————————————————————–
【問題1】
A→確実に1万円もらえる
B→確率70%で2万円貰えるが、確率30%で何も貰えない

【問題2】
C→確実に1万円取られる
D→確率30%で何も取られないが、確率70%で2万円取られる
————————————————————————–

1分でいいので考えて下さい。
そして自分の直感でどちらかを選んで下さい。

 

いいですか?考えましたか?

この問題、一応確率論的に言えば
【問題1】はB、【問題2】はCが得なのですが、

多くの方は逆の
【問題1】はA、【問題2】はDを選択します。

確実に1万円を手に入れようとし、損をしない可能性に掛けてみようとするのです。

 

普通の人間の行動パターン

心理実験で、多くの人が確率的には損をしてしまう可能性が
高い行動をとってしまうのはそれなりの理由があって、

人間は通常
利益を失う恐怖感から利益を早く確定し、
損失を確定する恐怖感から損失確定を引き延ばそう
とする傾向があるのです。

つまり、利益に直面するとリスクを避け、
損失に直面するとリスクを取ろうとするのです。

 

これって、昨日お話したトレードにおけるもっとも大事な
損小利大とは真逆の利小損大になりやすい行動なのです。

利益は早く確定するくせに、損失は引き伸ばそう
(結果として損失が拡大する可能性がある)としてしまうからです。

もちろん必ずしもそうなる、というのではなく
損小利大になる可能性が高い、ということです。

 

しかし、トレードにおいては何より大事なのは
明確な理をもって、損小利大になる可能性が高い行動を継続する
事なのです。

これと真逆の
感情に支配され、利小損大になる可能性が高い行動をしてしまう
から、FXでは8割の人が負け組になってしまうのです。

 

人間は投資には向いていない

ではなぜ、このような行動をするのか?
一度でも考えた事ありますか?

これまでの人間の歴史を考えれば簡単にわかる理屈なのですが、
人類はその歴史のほとんどの期間、圧倒的に飢えていました。

明日食べる食べ物が確実にある、なんていう今の状況は
人類の歴史からみれば異常であり得ない事なのです。

 

飢えていた人間がたまたま木になっているりんごを見つけたら、
確実に収穫するのではないでしょうか。
あと1週間程待てばより大きく、甘くなるかもしれないけど、
他の人や動物に取られる事を恐れ直ぐ収穫したのではないでしょうか。

また例えば、冬を越す為に蓄えていた食べ物が盗まれ失ったとしたら
それはそのまま死を意味します。

食べ物を失う(損失を出す)=死
という概念があるからこそ、トレードでも損失を確定する事を
出来るだけ避けようとするのです。

こんな状態がずっと続いたせいで、人間は本能的に、
利益は直ぐ確保し、損失は避けようとするようになったのです。

 

「せっかく5Pips儲かっているのだから、早く確定させないと」
まだトレンドに勢いがあるのに、慌てて利益確定させ、

「今耐えれば、含み損はなくなるかもしれない」
期待、願いを頼りに、損失を回避しようとしてしまうのです。

 

人間というのは本能的に利小損大になる行動を取りやすい。

人間とは非合理的な行動を取る動物だとも言えます。

だから、投資について何も勉強していないような普通の人間は
そもそも投資には向いていないのです。

 

トレードは理で行わなければならない

普通の人間がそもそも投資に向いていないのなら、
普通でない人間になればいいのです。
(禅問答みたいだけど、違いますよ)

 

普通の人間は
利益は早く確定したい、損失は確定したくない
という感情に支配されますが、

普通でない人間は
損失は小さく確定させ、利益は大きく伸ばす
という行動を感情ではなく、理屈をもってする事ができます。

 

人間が投資を行う以上、その場その場で感情を0(ゼロ)にする事は不可能です。
それが出来るのはコンピューターだけ。

 

それでも、感情に打ち勝ち

感情 <<< 理屈

という状態でトレードをする必要があるのです。

そして、感情<<<理屈という状態を作るために、
自分の理屈は感情よりも優れていると自分を信じる為に、
テクニカル分析などの理屈を必死に勉強するのです。

 



もし理ではなく情でトレードをし続けたら・・・

非常に大事なので、何度も何度も繰り返しますが
トレーダーというのは情ではなく、
明確な理をもって、損小利大になる可能性が高い行動を継続し続けなければなりません。

 

もし借金で用意した1000万を口座に入れ、
欲望に駆られ、感情の赴くままトレードをし続けたとしたら・・・

こうなってしまうのではないかと・・・

これはちょっと、大げさですかね(笑)

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