通貨ペアの選び方!基本から、ボリンジャーバンドを用いた裏技まで
どうも、佐々川です。
今日のテーマは通貨ペアの選び方です。
何千種類もある株の銘柄選びと違い、
FXではたかが数十のペアしかなく、
ぶっちゃけそれほど重要でもありません。
しかし、ここだけの話し僕は
投資手法は一切変えず、通貨の選び方を変えただけで、
利益をが2倍になり、ペア選択に要する時間もほぼゼロになりました。
※この記事の最後の項目
『【上級者】ボリバンで旬のペアを見つけ出せ』で説明します。
この記事では、
通貨ペア選択の基本から、
レベルに応じた銘柄選びの考え方・手法
をまとめてみました。
どのレベルのFXトレーダーにも必ず役立つ内容だと思います。
もくじ
【基本】必要な知識はこれだけ
まずはお勉強からですが全く難しくありません。
最低限必要な知識として、
主軸通貨と決算通貨、ドルストレート、クロス円
の3つだけを理解してください。
主軸通貨と決算通貨
通貨ペアは通常、
通貨A/通貨Bと表記され、
左の通貨Aを取引のメインとなる通貨、売買対象の通貨で主軸通貨と呼び、
右の通貨Bを通貨Aを売買する為に決算(お金を払う)通貨で決済通貨と言います。
例えば、米ドル/円を買った場合、
・米ドルを買い、利益になった場合は円で決済(円をもらう)
・米ドルを買い、損失になった場合は円で決済(円を支払う)
どちらかになります。
また、左右の順番は決まっていて、
ドル/円が円/ドルになることはありません。
通常は力のある通貨が左側の主軸通貨になりやすく、
円は例外的にほぼ右側の決算通貨になります。
ドルストレートとは
基軸通貨である米ドルは最も重要な通貨で、
米ドルとその他の通貨とのペアをドルストレート
と言います。
■ドルストレートの例
(重要度で1軍、2軍、3軍に分けてみましたが、判断基準は独断。)
・1軍→米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、
・2軍→米ドル/スイスフラン、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、米ドル/カナダドル、
・3軍→米ドル/香港ドル、米ドル/人民元
主軸通貨になる為の力関係は、
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>米ドルの順番です。
かつての基軸通貨であるポンド(イギリス)は強く、
豪ドル(オーストラリア)やNZドル(ニュージーランド)が
強いのはかつてイギリスの植民地で国旗にユニオンジャックがある為です。
クロス円とは
米ドル以外の通貨と日本円のペアをクロス円
といい、日本人にとっては取引対象として外せません。
クロス円は2通貨の取引ではなく、
間に米ドルを仲介させた3通貨の取引だということは知っておいて下さい。
例えば、『ユーロ/円』は、
『ユーロ/米ドル』 と 『米ドル/円』の積(掛け算)で計算されます。
クロス円というのは実在しているペアではなく、
全て計算によって算出されたペアなのです。
僕らはあまり意識することなる、ユーロ/円を売買する事が出来ますが、
実際の取引では、ユーロ/米ドル、米ドル/円の2つのペアを
売買している事になる為スプレッドは大きめになります。
■クロス円の例
(重要度で1軍、2軍に分けてみました。基準はもちろん独断と偏見)
・1軍→ユーロ/円、ポンド/円
・2軍→豪ドル/円、NZドル/円、スイスフラン/円、カナダドル/円
※「必要な知識はコレだけでいいの?」という質問に対して。
各通貨ペアの特徴や癖は?
ドルストレートやクロス円以外の通貨ペアは?
クロス円の売買の実態はどうなっているのか?
細かい知識は他にも沢山あります。
ですが、
トレードで勝てるようになる事とこれらの知識が増える事はあまり関係がありません。
勝てるようになってきてから、徐々に勉強すれば良いと思います。
今は記事にしませんが、いずれネタに困ったら書くかも。
通貨ペア選びのポイント
冒頭でFXの通貨ペア選びは重要ではない
とお話しましたが、それでも何か一つのペアは選ぶ必要があります。
・取扱量が多い
・スプレッドが狭い
・ボラティリティが大きい
・自分のスタイルとの相性が良い
などを選択のポイントにすればいいと思いますが、
ここで一呼吸おいてちょっと考えてみます。
取扱量が多いメジャーなペアは、スプレッドも狭くなります。
ボラティリティの大きさに頼るのではなく、
レバレッジ(てこの原理)を活かしLot数を増やした方が効率的です。
自分の投資手法やスタイルとの相性は、経験を積むうちに
次第にわかるようになるので始めは気にしなくていいと思います。
そう考えると、結局は
・取扱量が多いメジャーな通貨ペアを選ぶ
・経験を積み徐々に投資ペアを増やしていく
これだけで理解しておけば問題はありません。
ちなみに、外国為替市場で取扱量の多いペアは
1位→ユーロ/米ドル、
2位→米ドル/円、
3位→ポンド/米ドル、
であり、取引量の多い通貨は
1位→米ドル、
2位→ユーロ、
3位→円、
となっていて、こららは”世界三大通貨”と呼ばれています。
【初心者】米ドル/円のストーカーになれ
初心者のうちは通貨ペア選びに悩む必要はありません。
通貨ペア選びよりもはるかに重要な事が沢山あります。
通貨ペア選びに悩んだり、時間を使うくらいなら、
1秒でも長く丁寧にトレンド分析をすべきです。
やや乱暴な意見ではありますが、
初心者のうちは通貨ペアは米ドル/円だけを対象にすべきです。
取扱量も世界で3番めに多く、スプレッドも当然狭い。
そして何より最も身近なペアです。
新聞でも、ニュース番組でもドル/円の情報は簡単に入手できます。
米ドル/円だけを毎日チェックし、トレンド分析し、
トレードしていれば、米ドル/円独特の特徴も自然とつかめるようになります。
※本来主張したい事は、1つの通貨ペアに限定すべきという事ですが、
敢えてその中でもドル円にすべきと言ったのには理由があります。
それは、選択肢をなくす為です。
通貨ペアはどれでもいいから1つに絞りなさいと教えると、
その一つをどれにするかで悩み続け、そこから行動が出来ない人も多くいます。
であれば、そもそもペア選びは重要ではないのでドル円1本!
と他人に決めてもらう方が良い人もいるのです。
なので、自分のこだわりがあるペア、お気に入りのペアがある人は
そのペア1つを対象にしても全然問題ありません。
【中級者】浮気もいいけど、3ペアまで
ドル/円だけでは、投資チャンスが全くない日が2~3日続く事もあります。
中級者になってくると、チャンスを増やす為に
少しづつ投資対象の通貨ペアを増やしてもいいと思います。
例えば、メジャーなペアである
米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、ユーロ/円、ポンド/円
これらの中から3つを選び監視対象にし、その中から
自分の手法に最も適しているペアを投資対象にします。
監視対象を増やしすぎてしまうのは危険なので3ペアまでとしました。
ペア選びに時間や労力を掛けすぎるべきではありません。
【上級者】ボリバンで旬のペアを見つけ出せ
現在僕が採用しているボリンジャーバンドを使った
通貨ペアの抽出方法を紹介します。
結論からいうと、複数の監視通貨の中から
上位足でボリンジャーバンドがバンドウォークしているペアを投資対象にします。
バンドウォークって何?という方の参考記事
▼
『ボリンジャーバンドは逆張りで使うな!順張りとしての、勝てる使い方』
1時間足でバンドウォークしていると下位足でも同じ方向に進みやすい、
そんな事が情報商材に書いてあり、検証してみたところ確かにその通りだったのです。
そこでこの手法を応用し、通貨ペア選択のフィルター(判断基準)として活用するようにしました。
例えば、僕の場合監視対象のペアは8つで、
上位足(僕の場合は、1時間足、又は4時間足)
がバンドウォークしているペアをその日の投資対象としています。
この方法、
投資チャンスが劇的に増えますし、
(チャンスがない日はまずありません)
上位足がバンドウォーク状態なので抽出後のトレンド分析も
自分の手法に適合しやすいのがメリットです。
しかし、8つの監視対象ペアからバンドウォークしている
ペアを抽出する作業は出来なくはありませんが、地味に手間です。
この作業を自動化できるインジケーターを
探し求めましたが、満足するインジには出会えず、
仕方がないので自分で作ってみる事にしました。
このオリジナルインジは
・バンドウォークしているペアと時間足
・スクイーズ状態のペアと時間足
をリアルタイムに表示してくれるので、
ペア選択の手間をゼロにする事が出来ましたし、
エントリーチャンスを劇的に増やす事に成功しました。
このインジに関しては、
『バンドウォーク、スクイーズしている通貨ペアと、時間足を探すインジ』
で詳細にご紹介します。
それでは、また!
FXって本当に楽しい(≧∇≦)